初心者向け弁理士書籍レビュー 後編
こんにちは。
書籍レビューの続きをやっていきたいと思います。
前編を読んでいない方はこちらもどうぞ。
目次
ストロベリー戦争 弁理士・大鳳未来
読みやすさ ★★★
参考になった度 ★★★★
今回もまずは小説のお話から。
前作は特許権のお話でしたが、今回は商標権のお話です。
商標権ということで前作より親しみやすいかと思いきや、相変わらず前作以上に法律の話がバンバン出てきます。
主人公のスイーツ好きという閑話休題もあるものの全く打ち消せていないレベルです笑
僕のような弁理士を考えている人にはいいと思うのですが、そうでない人にはなかなかとっつきにくいかと思います。
また、今作にミステリー要素はありません(中盤以降、相手側視点の話が挟まります)。前作のようなミステリーを期待する人もご注意。
なお、これだけいろいろ書きましたが、法律のとっつきにくささえ乗り越えてしまえば、前作と変わらず面白い作品であることは間違いないです。
弁理士をめざす人へ
読みやすさ ★★
参考になった度 ★★★★
この本の最もいいところは、弁理士のデメリットとか、辛いこと、向いてない人等についてばっちり書かれていることです。
こういうことがはっきり書かれている本って少ないんですよね。
なかなか厳しいことも書かれているので、一冊目に読むと心が折れちゃうかもしれません。
ただ、デメリットも知ってから弁理士を目指すべきだと思うので、知っておくことは重要だと思います。
また、弁理士試験に関しては3人の方がいろんな視点からの話を書いてくれていますので、かなり参考になります。
なお、出版が2012年と10年前のため、変更されているところもあるかもしれません。
弁理士試験への招待
読みやすさ ★★★★
参考になった度 ★★★★★★
図書館で借りていたのですが、唯一最後まで読まずに返却しました。
なぜなら役に立つことが多すぎて、手元に置いてじっくり何度も読みたいと思ったからです。
参考書など他の書籍に載っている話はもちろん、具体的なスケジュールの立て方、試験勉強のどの分野をどこまで勉強すればいいのかなど、詳しすぎるくらい詳しく説明されていました。
弁理士を目指すか迷っている人というよりは、弁理士試験を受けるって決めた人向けの本ではあります。迷っている人でもこれだけ試験の詳細を聞いてしまえば、受けずにはいられなくなりそうですが笑
…え、参考になった度が5を超えている?もともとの基準を限界突破したくなるくらい本当によかったんですよ。
おわりに
以上いかがでしたでしょうか。
読んだ冊数としては多くないですが、これだけでもネットだけではわからないことをたくさん知れました。
正直いくら調べたって向いてるかわからないですし、英語が苦手なので不安もあります。
でも何冊かの本を読んだ今でも弁理士への関心は変わらないので、弁理士に向けて一歩踏み出そうと決意しました。
僕と同じく弁理士に興味を持ってるけど勉強にふんぎりつかない…って方はぜひ読んでみてください!