初心者向け弁理士書籍レビュー 前編
皆さま はじめまして。ブログ初投稿です。
僕は現在転職を考えており、いろんな仕事を調べていた時に弁理士に興味を持ちました。
ただ、やってることにすごく興味が沸いたのですが資格が必要、しかも勉強時間3000時間とかなんとか…。
膨大な時間とお金が必要って考えると、ちょっとした興味で勉強を始める気は起きません。
ということでまずは、いろんな書籍を読んでみることにしました。
それでより詳しく弁理士を知ったら、自分が本当にやりたいかはっきりするんじゃないかと思ったので。
今回はこうして考える中で、読み漁った書籍について簡単にご紹介します。
(★は5段階評価です)
目次
特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来
読みやすさ ★★★★★
参考になった度 ★★
2022年に発売された小説で、第20回のこのミステリーがすごい!大賞を受賞した作品です。
僕が弁理士に興味を持った時の新刊だったこともあり、さっそく読んでみました。
あくまで小説なのでリアルの弁理士とは少し違うとは思うのですが、大変面白い作品だったのでご紹介します。
そもそも弁理士って聞いたことないって人が、弁理士に興味を持つきっかけにはなると思います。
僕は電子書籍を購入しましたが、本屋でよく見かけるほか図書館に置いているところもありますので、手に取りやすいと思います。
9月にはシリーズ最新刊のストロベリー戦争が発売されました。
感想は後編で書くと思います。
弁理士になるには (なるにはBOOKS)
読みやすさ ★★★★
参考になった度 ★★★★
順番が前後しましたが、僕が最初に読んだ本です。
なるにはシリーズということで、かなり分かりやすく読みやすいです。
弁理士の職業の紹介だけでなく、実際に弁理士として活躍されている方々のインタビューが載っています。
インタビューを受けている方は多岐にわたり、どういう経緯で弁理士になったかというお話は大変参考になりました。
また、職業マップっていうのがついていて(なるにはbooks全部そうなのでしょうか?)適性を考える上ではかなり参考になりました。(弁理士は知力側に振り切り、やや個性重視に位置しています)
もっと知りたい弁理士の仕事
読みやすさ ★★★★
参考になった度 ★★★★
複数の弁理士による共著であり、様々な観点からのお話が載っています。
特許、意匠、商標とそれぞれ専門の方が執筆されていることもあり、1日のスケジュールなど細かいことにまで踏み込んでいました。
また、4章では弁理士試験対策のQ&Aがあり、めちゃくちゃ参考になりました。
試験対策にオススメの参考書が多数紹介されています。
良書なのですが2010年出版であり、情報が古くなってる可能性もあるので参考になった度は星4で。
こんなにおもしろい弁理士の仕事
読みやすさ ★★★★
参考になった度 ★★★
一人の方がすべて書かれているということで、とにかく内容が細かい、濃い、という印象です。
弁理士試験の詳細な体験談は大変興味深かったです。
ただその他の話は試験を受ける前には必要でない情報が多く、弁理士試験に合格後、就職前にもう一回読んでみたいです。
著者が本当にこの仕事が大好きだということがひしひしと伝わってきて、タイトルの通り、弁理士ってこんなにおもしろい!ってのをどの本よりも感じました。
迷ってる僕が前向きに進もうと思えた一冊です。
また、特許翻訳の仕事についても説明があるため、こちらを考えている人にもオススメです。
おわりに
以上いかがでしたでしょうか。
この時点で既に弁理士を目指す方向に心が傾いているのですが、まだ借りた本があるのでそちらについては後編でご紹介したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。